外反母趾

  • 家族に外反母趾に人がいる…
  • 足の親指が変形している…
  • 足の裏にたこができている…
  • 幅の狭い靴を履く…
  • 足の指でグーパーの運動ができない…

外反母趾の原因と症状 | 府中の整骨院「スポルト鍼灸整骨院 多磨店」

外反母趾とは何か?その原因、症状、進行を詳しく解説

外反母趾は、足の親指(母趾)が小指側に「くの字」に曲がり、親指の付け根の関節(中足趾節関節、MTP関節とも呼ばれます)が内側に飛び出してくる足の変形です。この飛び出した部分が靴と擦れて炎症を起こし、痛みや腫れを引き起こすことが特徴です。見た目の問題だけでなく、歩行困難や他の足指への影響、さらには膝や腰の痛みにも繋がることがあり、日常生活に大きな影響を及ぼします。

足の構造と外反母趾の発生メカニズム

足は、片足だけで26個もの骨と、それを繋ぐ多数の関節、靭帯、筋肉から構成されており、複雑なアーチ構造(内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチ)を形成しています。これらのアーチは、歩行時の衝撃を吸収し、体重を分散させる重要な役割を担っています。特に、親指の付け根からかかとにかけて伸びる内側縦アーチは、足の安定性と推進力に大きく寄与しています。

外反母趾の発生には、この足のアーチ構造の崩れが深く関わっています。具体的には、足の指の付け根付近にある横アーチが、加齢や足の使いすぎ、不適切な靴の使用などによって潰れてしまうことが原因の一つです。横アーチが崩れると、足の指が広がる「開張足(かいちょうそく)」の状態になり、親指の付け根の関節が不安定になります。

この不安定な状態で、親指を支える筋肉や腱のバランスが崩れると、親指が外側に引っ張られ、一方で親指を支える種子骨(しゅしこつ)という小さな骨が内側にズレてしまい、結果として親指が「くの字」に変形する外反母趾の状態が進行します。特に、足の甲から親指の付け根に向かう筋肉である長母趾外転筋や、指を開く母趾外転筋の機能不全が、変形を悪化させる要因となります。

外反母趾の主な症状

外反母趾の症状は、初期段階から進行するにつれて変化していきます。

  • 親指の付け根の痛みと炎症: 最も一般的な症状です。突出した親指の付け根(バニオンと呼ばれる膨らみ)が靴と擦れることで、皮膚が赤くなったり、腫れたり、炎症を起こしたりして強い痛みが生じます。靴を履くと特に痛みが強まります。

  • タコや魚の目: 親指が曲がることで、隣の指と擦れ合ったり、他の足指にも不自然な力がかかったりすることで、タコや魚の目ができやすくなります。

  • 足指の変形: 親指が小指側に曲がるだけでなく、隣の指に乗り上げたり、指がハンマーのように曲がってしまう「ハンマートゥ」などの変形を伴うこともあります。

  • 足裏の痛み: 横アーチの崩れにより、足裏の特に指の付け根付近に負担が集中し、「中足骨頭痛(ちゅうそくこっとうつう)」と呼ばれる痛みが現れることがあります。

  • 歩行困難: 痛みが強くなると、まともに歩くことが難しくなり、日常生活に大きな支障をきたします。

  • 膝や腰の痛み: 足のバランスが崩れることで、膝や股関節、さらには腰にまで負担が波及し、変形性膝関節症や腰痛を引き起こす原因となることもあります。これは、歩行時の重心移動が不適切になるためです。

外反母趾の誘発要因とリスクファクター

外反母趾は、単一の原因で発症することは少なく、複数の要因が複合的に絡み合って起こることがほとんどです。

  • 遺伝的要因: 家族に外反母趾の人がいる場合、足の骨格や靭帯の柔軟性などが遺伝し、発症しやすい傾向があると言われています。

  • 性別: 女性に圧倒的に多く見られます。これは、女性が男性に比べて関節が柔軟であること、そしてヒールや先の細い靴を履く機会が多いことが影響していると考えられています。

  • 不適切な靴の使用: 外反母趾の最大の要因の一つです。

    • ハイヒール: かかとが高くなることで重心が前方に移動し、足指の付け根に過度な負担がかかります。

    • 先の細い靴: 親指が圧迫されて「くの字」に変形しやすくなります。

    • サイズの合わない靴: 大きすぎる靴は足が靴の中で動き、指先に力が入りすぎてしまうことがあります。小さすぎる靴は指を圧迫します。

  • 足の形状: 扁平足や開張足など、足のアーチが崩れている人は、外反母趾になりやすい傾向があります。

  • 筋力低下: 足指の筋力、特に足のアーチを支える内在筋(足底の小さな筋肉)の筋力低下は、外反母趾の進行を助長します。

  • 加齢: 年齢とともに足の靭帯が緩んだり、筋力が低下したりすることで、アーチ構造が崩れやすくなります。

診断と治療

外反母趾の診断は、主に問診と視診、触診によって行われます。親指の曲がりの角度(外反母趾角)を測定し、症状の程度を評価します。X線(レントゲン)検査は、骨の変形や関節の状態を詳細に確認するために必須です。

治療は、症状の程度や進行度合いによって、保存療法と手術療法に分けられます。

  • 保存療法:

    • 靴の選び方と調整: 最も重要です。幅が広く、かかとが低く、足指が自由に動かせる靴を選びます。必要に応じて、オーダーメイドの中敷き(インソール)を作成し、足のアーチをサポートして負担を軽減します。

    • 装具療法: 夜間装具や足指サポーターなどを用いて、親指の変形を矯正したり、隣の指との摩擦を軽減したりします。

    • 運動療法: 足指の筋肉を強化する体操や、足のアーチをサポートするエクササイズを行います。タオルギャザー運動などが有効です。

    • 薬物療法: 痛みが強い場合、非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)の内服や外用薬、あるいは局所への注射が行われることがあります。

  • 手術療法: 保存療法で改善が見られない場合や、痛みが強く日常生活に著しい支障をきたしている場合、骨の変形が進行している場合に検討されます。手術は、変形した骨を切って角度を矯正し、足指のアライメントを正常に戻すことを目的とします(骨切り術)。術式は症状や変形の程度によって様々です。

外反母趾は進行性の病気であるため、症状に気づいたら放置せず、早めに専門医に相談し、適切な診断と治療を受けることが、症状の悪化を防ぎ、快適な足の機能を取り戻すために非常に重要です。

「外反母趾」改善のための3つの選択肢 | 府中の整骨院「スポルト鍼灸整骨院 多磨店」

「外反母趾」改善のための選択肢は、大きく分けて3つあります。

自宅でのセルフケア

外反母趾の痛みを和らげ、進行を抑えるには、自宅での継続的なケアが重要です。

まず、靴選びを見直しましょう。先の細い靴やヒールの高い靴は避け、足指にゆとりがあり、かかとがしっかり固定される靴を選んでください。インソールを活用し、足のアーチをサポートするのも効果的です。

また、足指の機能を高める運動も大切です。タオルを足指でたぐり寄せる「タオルギャザー運動」は、足底の内在筋を鍛え、横アーチの回復を促します。親指と他の指の間にスペーサーを挟んで広げることも、指のアライメント改善に役立ちます。痛みのある場合は無理せず、足指を優しくマッサージして血行を促進するのも良いでしょう。

症状が重い場合は、痛み止めの使用も検討されますが、自己判断での服用は厳禁です。必ず専門家の指示に従ってください。

また、誤った知識や方法で行うセルフケアは、かえって状態を悪化させる危険性もあります。もし症状が改善しない場合は、悪化する前に速やかに医師や専門家に相談し、適切な治療を受けてください。

整形外科を受診する

整形外科では外反母趾に対し、症状の進行度合いと痛みに応じて治療を行います。

まず、初期段階では保存療法が中心です。足に合った靴の指導や、インソール(足底板)を用いた足のアーチサポート、足指の筋力強化運動などが行われます。痛みが強い場合には、非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)の内服や外用薬、あるいは患部へのステロイド注射などの薬物療法が処方され、炎症と痛みの軽減を図ります。

これらの保存療法で改善が見られない、あるいは変形が進行して日常生活に著しい支障をきたす場合は、手術療法が検討されます。手術では、変形した親指の骨を切って角度を矯正し、足指のアライメントを正常に戻す骨切り術などが実施され、根本的な改善と痛みの解消を目指します。

ただ、原因が特定しにくい症状に対しては、主に痛み止め(鎮痛剤)を処方し、その後の経過を観察するという保存療法的なアプローチが選択されます。

薬物療法は、痛みを一時的に早く抑えたい場合には非常に有効です。しかし、痛みの根本的な原因を解決するものではありません。そのため、痛みが一時的に和らいでも、症状が再発しやすいという点には注意が必要です。

整骨院での治療を選択する

整骨院では、外反母趾の痛みに対し、足だけでなく身体全体のバランスを考慮した多角的なアプローチを行います。

まず、問診と触診で親指の変形度合いに加え、足のアーチ(特に横アーチと内側縦アーチ)の崩れ、さらには膝や骨盤の歪みまで詳細に評価し、外反母趾を悪化させている根本原因を特定します。その上で、骨盤矯正や姿勢矯正を通じて身体の軸を整え、足への不適切な負荷を軽減することを目指します。

主な施術として、足底や下腿の筋肉の緊張を緩め、血行を促進する手技療法(徒手療法)が中心です。これには、足指の関節の動きを改善するための関節モビライゼーションや、足底筋群(内在筋)の柔軟性を高めるストレッチなどが含まれます。特に、足裏のアーチを支える筋肉の活性化を促します。

さらに、鍼灸治療も効果的な選択肢です。東洋医学の観点から、全身の「気」と「血」の巡りを整え、自然治癒力を引き出します。外反母趾の場合、足の甲や裏、そして下腿にある関連する経穴(ツボ)、例えば太衝(たいしょう)や八風(はちふう)などに鍼を施すことで、局所の炎症を抑え、血流を改善し、鎮痛効果を図ります。お灸を併用すれば、温熱効果により筋肉の弛緩をさらに促進し、症状の緩和に貢献します。

これらの複合的な施術と、正しい靴選びや足指体操の指導を通じて、外反母趾による痛みの改善と、快適な歩行への復帰をサポートします。

整骨院での治療における留意点としては、治療が手技中心となるため、施術者の技術や知識に差がある点です。そのため、正しい理論とエビデンスに基づいた効果的な施術が提供されているかを見極めることが大切です。どのような治療理念を持ち、どのようなアプローチを行う整骨院を選ぶかが大切になります。

スポルト鍼灸整骨院 多磨店の行う「外反母趾」治療

 

 

スポルト鍼灸整骨院 多磨店の行う根本改善治療は、神経と血液の流れを正常化し、自然治癒力を高めることを目的としています。

神経と血液の流れを妨げている根本原因を追究し、骨盤矯正、筋膜リリース、神経調整などを組み合わせて根本原因にアプローチする治療法を「根本改善治療」といいます。

身体を構成する「骨格」「筋肉」「神経」3つの要素に同時にアプローチできるのが特徴です。

 

「骨盤・骨格矯正」で痛みの発生源を根本改善します。

骨盤は身体の土台、背骨は大黒柱です。

骨盤の歪みを矯正し、土台となる骨盤が正しいポジションに安定することにより、再び背骨が正常なS字カーブを描いて、痛みの発生源を根本から改善していきます。

痛みやシビレなどの不調を改善するにも、まずは骨組みから整えることが大切です。

「筋膜リリース」で筋肉の柔軟性を取り戻し、血流改善します。

筋肉を包み込む「筋膜」をリリースすることで、凝り固まった筋肉の柔軟性を取り戻し、全身の血流を改善し、リンパの流れを促進していきます。

筋肉が凝り固まったままの状態では、骨盤・骨格矯正の効果も半減してしまいます。

矯正された骨盤を維持させるためにも、患部の筋肉を柔らかくすることは必要不可欠です。

筋肉が柔軟性を取り戻すことで、骨盤が正しいポジションに安定し、内臓の働きやホルモンバランスも改善されます。

「神経調整」で神経の伝達異常を改善します。

痛みやシビレなどが長く続くと、神経も筋肉と同様に疲労し、感覚異常や知覚鈍麻、または神経過敏状態を引き起こしています。

骨盤や筋肉が正しい状態に戻ることで、ある程度の改善は見込めますが、慢性的な痛みやシビレの症状には、鍼灸治療を取入れた神経調整を行います。

神経調整で、神経の疲労を取り除き、慢性的な痛みやシビレをリセットします。

 

 

スポルト鍼灸整骨院 多磨店が考える健康とは、単に痛みがない状態を指すのではありません

それは「痛みなく快適な日常生活を送り、自分のやりたいことを自由にできること」、そして「身体的・精神的に調和がとれ、安定していること」です。

私たちは、目の前の痛みを取り除くだけでなく、その根本原因にアプローチし、「元に戻らない体づくり」を目指すという治療理念のもとに施術を行っています。

多くの場合、痛みがなくなると治療を中断され、再び同じような痛みに悩まされて来院される方が少なくありません。痛みが消えても、根本的な原因が解決され、「元に戻らない体づくり」ができていなければ、残念ながら同じ症状を繰り返してしまうのです。

そこで、スポルト鍼灸整骨院 多磨店では、その治療プロセスとして「改善予防型プログラム治療」を提供しています。

検査とカウンセリングを通じて、患者様お一人お一人の症状に合わせた個別の施術プログラムを作成し、そして骨盤矯正を軸に、筋膜リリースや神経調整(鍼灸治療)を組み合わせることで、症状を根本から改善へと導きます。身体を構成する骨格・筋肉・神経の3要素すべてにアプローチできるのが、私たちの治療の大きな特徴です。

皆様のお悩みが根本的に解決されるよう、私たちは本気で施術に取り組ませていただきます。長年同じ症状で悩まれている方、もう同じ痛みを繰り返したくないと願う方は、ぜひ一度、ご相談ください。

 

 

《※本記事はスポルト鍼灸整骨院総院長 / 川田英雄(厚生労働大臣認可 : 柔道整復師)が監修しています。》