顎関節症
- 口を開けづらい…
- 口を開ける、閉じる時に音が鳴る…
- 食事をしている時に顎が痛くなる…
- 夜、歯ぎしりや食いしばる癖がある…
- 噛み合わせが悪い…
顎関節症とは? | スポルト鍼灸整骨院 多磨店
顎関節症はなぜ起こるのですか?
顎関節症とは、顎の関節や周囲の組織に起こる痛みや開口障害、顎関節運動異常といった機能障害の総称です。
顎関節症は、さまざまな要因によって引き起こされる可能性があります。
ストレスや咬み合わせ不良、関節の過度の使用、またはケガなどが原因となることがあります。
その中でも多くは噛み合わせによる顎関節の接触関係にズレが生まれると発生します。
関節頭、関節円盤、関節窩といわれる顎関節を構成している部分と、咀嚼筋という口の開閉時に主に機能している筋肉に影響し、構造変化をもたらします。
これらの要因によって、顎関節に炎症や軟骨の摩耗が起こり、痛みや関節の動きの制限が生じます。
顎関節症による開口障害を見分ける方法として、手の指3本分を縦にして口に入れられるかどうかが一つの基準と言われています。
顎関節症を放っておくと、どうなりますか?
この症状は、多くの人々にとって深刻な問題となっています。
症状としては、痛みや不快感に加えて、顎の開閉が制限されたり、顎が飛び出したりするなどが挙げられます。
これによって、食事の噛む動作や話すといった基本的な日常生活にも支障をきたすことがあります。
顎関節症は、期間が長いと次第に症状が悪化してしまう事が問題とされていて、重症度は4段階にまで分かれています。
症状が進行するに連れて顎関節の痛みが増加する他、痛みが出ない様にと歯の食いしばりが強くなる為、頸・肩のコリ、頭痛、めまい、耳鳴りなど、顎関節以外の部位での症状が現れることも珍しくありません。
顎関節症の治療法は? | スポルト鍼灸整骨院 多磨店
顎関節症に対する鍼灸治療
顎関節症に対する鍼灸治療は、その症状を軽減し、患者さんの生活を改善するための有望な方法です。
顎関節症に対する鍼灸治療では、まず丁寧なカウンセリングと症状の評価が行われます。
その後、顎関節周辺の筋肉や経絡にアプローチし、血流やエネルギーの流れを促進させます。これによって、炎症や筋肉の緊張を和らげ、痛みを軽減させる効果が期待されます。
また、鍼灸治療は個別の症状に合わせて施術が行われるため、患者さん一人ひとりの状態に適したアプローチが可能です。
痛みや関節の動きの制限がある場合には、特定の経絡や筋肉に的確に鍼を刺すことで、症状の改善を図ります。
鍼灸治療の大きな利点の一つは、薬物治療や手術と異なり、副作用やリスクがほとんどないことです。
また、鍼灸は痛みを和らげるだけでなく、自然治癒力を高める作用もあります。
治療の過程では、患者さんの身体のバランスを整え、症状の再発予防にも役立つとされています。
さらに鍼灸治療は、顎関節周辺の筋肉へ直接施術する事が出来るので、症状の根本原因にアプローチできます。
顎関節症の場合、ストレスや咬み合わせの問題が関与していることがあります。これらの要因にも目を向け、全体的なバランスを整えるための施術やアドバイスを提供します。
最後に
顎関節症に悩む方々にとって、鍼灸治療は安全で効果的な選択肢となり得ます。
鍼灸師の専門知識と技術を活かし、症状の緩和や生活の質の向上に向けたサポートを行っています。
顎関節症の鍼灸治療は、歯科などでの治療で用いられるマウスピースを装着する事で、歯ぎしりや食いしばりを軽減する治療「スプリント療法」を行っている方でも施術をする事が可能です。
顎関節症でお悩みの方は、ぜひ一度鍼灸治療を試してみてはいかがでしょうか。
鍼灸治療とは? | スポルト鍼灸整骨院 多磨店
鍼灸治療は、肩こりや腰痛にしか効果がないように思われがちですが、鍼灸治療は自律神経系の疾患(頭痛、めまい、神経痛、自律神経失調症など)に最も効果を発揮します。
スポルト鍼灸整骨院 多磨店の鍼灸治療は、WHO(世界保健機関)によって多岐にわたる疾患に対する効果が認められており、医学的な有効性も証明されています。
《※本記事はスポルト鍼灸整骨院総院長 / 川田英雄(厚生労働大臣認可 : 柔道整復師)が監修しています。》