冷え・浮腫み(むくみ)

  • 足の血管が浮いてきている…
  • 急に体重が増えた…
  • 全身がだるい…
  • トイレが近い…
  • 血圧が高い…

浮腫みってなに? | スポルト鍼灸整骨院 多磨店

体のおよそ6割は水分で出来ており、そのうちの3分の2は細胞内、残りの3分の1は細胞外にあります。

これらの水分は血管内や細胞などを行き来しながら老廃物を回収したり、細胞に栄養や酸素を運んでいます。

基本的に細胞内外の水分バランスが変わることはありません。このバランスが崩れて、細胞間隙に水分が溜まった状態を浮腫みと言います。

浮腫みは一過性のように思われますが、何かしらの疾患が疑われる場合もあります。浮腫みがなかなか取れなかったり、熱感や痛みが伴う場合は医療機関の受診をお勧めします。

 

心臓の疾患

何らかの疾患により、心臓から全身に十分な血液を送り出せず、全身の血液循環が滞ってしまうと浮腫みが起こります。

肝臓や腎臓の疾患

血液中にはアルブミンというたんぱく質があり、血管内の浸透圧を調整しながら、水分を排出したり、取り込んだりしています。

また、ホルモンや脂肪酸、薬物など血中に様々な物質を送る働きもしています。

アルブミンは肝臓でしか構成されません。肝臓に障害が起きたり、排泄にかかわる腎臓に疾患があると、アルブミンが尿として過度に体外に排出され、体内アルブミン量が低下し、血管での浸透圧が保てなくなり、浮腫みが起こります。

リンパ浮腫

リンパ管は血管と同様に全身に張り巡らされています。

リンパ管が何かの障害を受けると、リンパ液が四肢に滞り、リンパ浮腫を引き起こします。

子宮がん、大腸がん、乳がんなどの手術では、リンパ節を切除したり、がんの転移を防ぐために放射線治療を行うため、リンパ節が損傷されて手足が浮腫みます。

術後すぐに症状が出る場合もあれば、数年後に症状が出る場合もあります。

浮腫みの改善には鍼灸治療|スポルト鍼灸整骨院 多磨店


鍼灸治療は、肩こりや腰痛にしか効果がないように思われがちですが、鍼灸治療は自律神経系の疾患(頭痛、めまい、神経痛、自律神経失調症など)に最も効果を発揮します。

スポルト鍼灸整骨院 多磨店の鍼灸治療は、WHO(世界保健機関)によって多岐にわたる疾患に対する効果が認められており、医学的な有効性も証明されています。

 

 

機能調整効果

体の機能が必要以上に異常に高まっている状態を抑える鎮静作用により、痛みやシビレなどを抑えます。

刺激による神経興奮作用により、体の機能を活性化し、運動麻痺などを改善します。

血行促進効果

血管を拡張させ、血行を促進する作用で、肩こり、腰痛、筋肉痛などを抑えます。

血液の循環を活性化することで、関節炎などの炎症を改善します。

自己免疫力の向上効果

血流を改善することにより、白血球を増やし、身体全体の「自己免疫力」「自然治癒力」を活性化させます。

また、血行促進作用、免疫機能向上作用により、感染症の予防にも役立つと考えられています。

好転反応

鍼灸治療の後に、稀に体のだるさや軽度の痛みを感じる方がいます。

これは、好転反応といわれ、鍼灸治療によって血流が大幅に改善され、凝り固まっていた筋肉がほぐれるため、蓄積されていた疲労物質が血流にのって体内を巡るためです。

それにより、一時的にだるさを感じることがあります。この反応は、普段あまり運動の習慣がなく、基礎代謝の低い方にあらわれる傾向があります。

このような場合、ゆっくり身体を休ませることで解消されますので、なにも心配はいりません。

筋肉がほぐれて血流が改善されたことに体が反応しているだけですので、ゆっくり休養をとれば解消されます。

また、眠気や火照りを感じる場合もありますが、これも鍼灸治療による血行促進効果の反応です。

鍼の刺激により、一時的に新陳代謝が活発になるため、お風呂に長時間浸かったような状態になるわけです。治療中どうしても痛さを感じてしまうときは、遠慮せずに我慢せずにおっしゃって下さい。

刺入した鍼が皮膚の痛点に触れている可能性があります。これは鍼を抜けば解決しますので、問題はありません。

鍼灸治療の効果とは? | スポルト鍼灸整骨院 多磨店

 

鍼灸治療の効果

まず鍼灸治療の効果として掲げられるのは、いわゆる「自己免疫力」「自然治癒力」を高める効果です。

人間の体は、外界の変化変動に対して、本来の正常な状態を保ち(恒常性維持)、自分の力で治そうとする働き(自然治癒力)を持っています。

スポルト鍼灸整骨院 多磨店の鍼灸治療は、その「自己免疫力」「自然治癒力」を高め、自律神経を調整して、ホルモンバランス、内臓の働き、血圧、循環、免疫、睡眠など、人間が本来もつ正常な機能を取り戻すようアプローチします。

 

 

また、鍼灸治療には痛みを抑制する疼痛緩和作用があります。

刺入による刺激で、痛みを抑制するホルモン物質が脳内につくられ、脳に痛みを伝達する神経経路をブロックして痛みを抑えます。

そのほか、血流やリンパの流れを改善し、白血球を増加させ、蓄積された老廃物を排出する作用も持ちます。

鍼は痛くない

鍼灸治療というと、「怖そう」「痛そう」などと思われる方も多いと思いますが、鍼灸治療で使用する鍼は太さ0.16 mm~0.44mmと、髪の毛ほどの細さです。

鍼の材質は錆びにくいステンレス製を使用し、使い捨てですので感染症などの心配もありません。

お灸には「もぐさ」を使用します。もぐさの原料はヨモギ科の植物で、古来より薬草として用いられてきました。

もぐさは点火後、徐々に温度が上がってゆくため、それほど熱さを感じません。

また、ゆっくり温度が下がっていくため、心地良い温熱効果が持続し、体の内側からゆっくり温めることができます。

 

 

《※本記事はスポルト鍼灸整骨院総院長 / 川田英雄(厚生労働大臣認可 : 柔道整復師)が監修しています。》