捻挫

  • 足首を捻った…
  • つまづいてから足が痛む…
  • 手を衝いた…
  • 膝が安定しない…
  • 荷物を持ち上げてから腰が痛い…

捻挫の原因と症状 | 府中の整骨院「スポルト鍼灸整骨院 多磨店」

捻挫とは何か?そのメカニズム、症状、治療と予防を深く理解する

捻挫は、関節に許容範囲を超える力が加わり、関節を構成する靭帯や関節包、軟骨などの組織が損傷することを指します。骨折や脱臼とは異なり、骨の位置関係は保たれているものの、組織の損傷によって痛み、腫れ、機能障害を引き起こします。

スポーツ活動中はもちろん、日常生活においても階段を踏み外したり、転倒したりする際に起こりやすく、年齢を問わず誰にでも起こりうる一般的な外傷です。

関節の構造と捻挫の発生メカニズム

私たちの体には多くの関節があり、それぞれが複雑な動きを可能にしています。関節は、骨と骨の連結部であり、その周囲は関節包(かんせつほう)という袋状の膜で覆われています。関節包の内側には滑膜があり、関節の動きを滑らかにする関節液を分泌しています。

そして、関節の安定性を保つ最も重要な構造が「靭帯(じんたい)」です。靭帯は、骨と骨を結びつける強靭な線維性の組織で、関節が過度に動きすぎないように制限する役割を担っています。

捻挫は、この靭帯が、関節の生理的な可動範囲を超えて無理な方向や力で引き伸ばされたり、部分的に断裂したり、完全に断裂したりすることで発生します。例えば、足首を内側にひねってしまう内反捻挫では、足首の外側にある前距腓靭帯(ぜんきょひじんたい)や踵腓靭帯(しょうひじんたい)などが損傷を受けやすくなります。

一方、膝の捻挫では、内側側副靭帯(ないそくそくふくじんたい)や前十字靭帯(ぜんじゅうじじんたい)が損傷することがよくあります。

損傷の程度は、靭帯の伸び、部分断裂、完全断裂の3段階に分類され、症状の重さもこれに応じて変わってきます。

  • I度捻挫(軽度): 靭帯が軽く引き伸ばされた状態。軽度の痛みや腫れがあるが、関節の安定性は保たれている。

  • II度捻挫(中度): 靭帯の一部が断裂した状態。痛みや腫れが強く、関節の安定性がやや損なわれる。内出血を伴うこともある。

  • III度捻挫(重度): 靭帯が完全に断裂した状態。激しい痛み、著しい腫れ、内出血が見られ、関節は不安定になる。場合によっては、関節に異常な動きが生じる(動揺性)。

捻挫の主な症状

捻挫の症状は、損傷の程度や部位によって異なりますが、共通して以下のような特徴が見られます。

  • 痛み: 損傷部位に強い痛みが生じます。特に、体重をかけたり、動かしたりすると痛みが悪化します。

  • 腫れ(腫脹): 関節周囲に炎症が起こり、組織内に液体(血漿成分や血液)が溜まることで腫れが生じます。

  • 内出血(皮下出血): 靭帯や周囲の血管が損傷すると、皮膚の下に血が溜まり、青紫色に変色します。これは、損傷が比較的重度であることを示すサインです。

  • 熱感: 炎症反応によって、患部が熱っぽく感じられます。

  • 機能障害: 関節を動かすことが困難になったり、体重をかけることができなくなったりします。重度の捻挫では、関節がぐらつくような不安定感(動揺性)を感じることがあります。

 

 

捻挫が起こりやすい部位と原因

捻挫は体の様々な関節で起こり得ますが、特に以下の部位で頻繁に発生します。

  • 足関節(足首): 最も発生頻度の高い捻挫です。特に、足首を内側にひねって外側の靭帯が損傷する内反捻挫がほとんどです。不安定な地面での歩行、ジャンプの着地、スポーツ中の切り返し動作などで起こりやすいです。

  • 膝関節: スポーツ外傷として多く見られます。特に、コンタクトスポーツ(ラグビー、サッカーなど)や、急停止・方向転換を伴うスポーツ(バスケットボールなど)で、膝に不自然な力が加わることで靭帯(前十字靭帯、内側側副靭帯など)や半月板が損傷することがあります。

  • 手関節(手首): 転倒して手をついた際などに起こりやすい捻挫です。手首の靭帯が損傷します。

  • 指関節: 球技などで突き指をした際に、指の関節を捻挫することがあります。特に指の側副靭帯が損傷を受けやすいです。

  • 肩関節: スポーツや転倒で、肩の関節包や靭帯が損傷することがあります。

捻挫の診断と治療

捻挫の診断は、問診で受傷時の状況や痛みの程度、身体所見(腫れ、圧痛、変色、可動域、不安定性など)の確認によって行われます。骨折の有無を確認するためにX線(レントゲン)検査が行われるのが一般的です。靭帯の損傷程度や、半月板、軟骨の状態を詳しく評価するためには、MRI検査が必要となることもあります。

治療は、損傷の程度によって異なりますが、多くの場合、保存療法が選択されます。

  • RICE処置: 受傷直後の急性期に最も重要な応急処置です。

    • Rest(安静): 患部を動かさず、安静に保つ。

    • Ice(冷却): 患部を氷などで冷やし、炎症と腫れを抑える。

    • Compression(圧迫): 包帯などで患部を圧迫し、腫れを抑える。

    • Elevation(挙上): 患部を心臓より高く上げ、腫れを軽減する。

  • 固定: ギプスやサポーター、テーピングなどで患部を固定し、損傷した靭帯の回復を促します。

  • 薬物療法: 非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)の内服や外用薬(湿布など)を使い、痛みと炎症を和らげます。

  • リハビリテーション: 痛みが軽減したら、理学療法士の指導のもと、関節の可動域訓練、筋力強化、バランス訓練などを段階的に行い、機能回復と再発予防を目指します。

  • 手術療法: 重度の靭帯損傷(完全断裂)や、保存療法で不安定性が改善しない場合、あるいは再発を繰り返す場合などに検討されます。損傷した靭帯の縫合や再建が行われます。

捻挫の予防

捻挫は、適切な予防策を講じることでリスクを軽減できます。

  • ウォーミングアップとクールダウン: 運動前後のストレッチや軽い運動で、筋肉や関節を準備・回復させる。

  • 適切な筋力と柔軟性の維持: 定期的なトレーニングで、体のバランスを保つ筋力を強化し、関節の柔軟性を維持する。

  • 適切な用具の使用: 足に合ったシューズ、必要に応じてテーピングやサポーターで関節を補強する。

  • 運動環境の確認: 不安定な地面や滑りやすい場所での運動を避ける。

  • 疲労管理: 体が疲れているときは無理をせず、十分な休息を取る。

捻挫は「たかが捻挫」と軽視されがちですが、不適切な対処は慢性的な痛みや不安定感、さらには変形性関節症などの二次的な問題に繋がる可能性があります。症状に気づいたら、自己判断せずに医療機関や専門家に相談し、適切な診断と治療を受けることが大切です。

「捻挫」改善のための3つの選択肢 | 府中の整骨院「スポルト鍼灸整骨院 多磨店」

「捻挫」改善のための選択肢は、大きく分けて3つあります。

自宅でのセルフケア

捻挫をしてしまったら、自宅での適切なセルフケアが早期回復の鍵です。受傷直後の急性期には、RICE処置を徹底しましょう。

  • Rest(安静): 患部を動かさず、負担をかけない。

  • Ice(冷却): 氷などで患部を冷やし、炎症と腫れを抑える。

  • Compression(圧迫): 包帯などで優しく圧迫し、腫れを軽減する。

  • Elevation(挙上): 患部を心臓より高く上げ、血流を促し腫れを抑える。

痛みが落ち着いてきたら、無理のない範囲で関節を動かし始めることが大切です。例えば、足首の捻挫なら、足首をゆっくりと回したり、曲げ伸ばししたりする運動から始めましょう。足首の靭帯や周囲の筋肉の柔軟性を取り戻すためのストレッチも徐々に取り入れてください。

再発防止のためには、筋力回復とバランス能力の向上が不可欠です。焦らず、段階的に日常生活や運動に復帰することが重要です。

症状が重い場合は、薬剤の使用も検討されますが、自己判断での服用は厳禁です。必ず専門家の指示に従ってください。

また、誤った知識や方法で行うセルフケアは、かえって状態を悪化させる危険性もあります。もし症状が改善しない場合は、悪化する前に速やかに医師や専門家に相談し、適切な治療を受けてください。

整形外科を受診する

整形外科では捻挫に対し、まずレントゲンなどで骨折の有無を確認し、損傷の程度に応じた治療を行います。初期には、RICE処置を基本に、炎症と痛みを抑えるため非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)の内服や湿布などの薬物療法が処方されます。患部には、ギプス、サポーター、テーピングなどを用いて固定し、損傷した靭帯の回復を促します。

痛みが軽減したら、理学療法士の指導のもと、関節の可動域訓練や筋力強化、バランス訓練といったリハビリテーションを段階的に行い、機能回復と再発予防を目指します。重度の靭帯断裂や、関節の不安定性が著しい場合は、手術療法(靭帯縫合術や再建術など)が検討され、早期の機能回復を目指します。

ただ、原因が特定しにくい症状に対しては、主に薬を処方し、その後の経過を観察するという保存療法的なアプローチが選択されます。

薬物療法は、痛みを一時的に早く抑えたい場合には非常に有効です。しかし、痛みの根本的な原因を解決するものではありません。そのため、痛みが一時的に和らいでも、症状が再発しやすいという点には注意が必要です。

整骨院での治療を選択する

整骨院では捻挫に対し、損傷部位の回復促進はもちろん、再発予防のために身体全体のバランスにも着目します。まず、問診と触診で靭帯の損傷程度、腫れ、可動域を評価し、必要に応じてテーピングや包帯で患部を固定し、RICE処置を施します。

痛みが落ち着いてきたら、手技療法(徒手療法)で患部周辺の筋肉の緊張を緩め、血流を促進し、回復を早めます。関節の機能改善のため、ストレッチや関節モビライゼーションも行います。さらに、骨盤矯正で全身のバランスを整えることで、患部への負担を軽減し、正しい歩行や動作をサポートします。

特に鍼灸治療は捻挫の回復を促します。東洋医学の観点から、患部周辺や関連する経穴(ツボ)に鍼を施すことで、局所の血流を改善し、炎症を抑え、鎮痛効果を図ります。お灸を併用すれば、温熱効果で組織の治癒を促進します。これらの複合的なアプローチで、捻挫の早期回復と再発しにくい身体づくりを目指します。

整骨院での治療における留意点としては、治療が手技中心となるため、施術者の技術や知識に差がある点です。そのため、正しい理論とエビデンスに基づいた効果的な施術が提供されているかを見極めることが大切です。どのような治療理念を持ち、どのようなアプローチを行う整骨院を選ぶかが大切になります。

スポルト鍼灸整骨院 多磨店の行う「捻挫」治療

 

 

スポルト鍼灸整骨院 多磨店の行う根本改善治療は、神経と血液の流れを正常化し、自然治癒力を高めることを目的としています。

神経と血液の流れを妨げている根本原因を追究し、骨盤矯正、筋膜リリース、神経調整などを組み合わせて根本原因にアプローチする治療法を「根本改善治療」といいます。

身体を構成する「骨格」「筋肉」「神経」3つの要素に同時にアプローチできるのが特徴です。

 

「骨盤・骨格矯正」で痛みの発生源を根本改善します。

骨盤は身体の土台、背骨は大黒柱です。

骨盤の歪みを矯正し、土台となる骨盤が正しいポジションに安定することにより、再び背骨が正常なS字カーブを描いて、痛みの発生源を根本から改善していきます。

痛みやシビレなどの不調を改善するにも、まずは骨組みから整えることが大切です。

「筋膜リリース」で筋肉の柔軟性を取り戻し、血流改善します。

筋肉を包み込む「筋膜」をリリースすることで、凝り固まった筋肉の柔軟性を取り戻し、全身の血流を改善し、リンパの流れを促進していきます。

筋肉が凝り固まったままの状態では、骨盤・骨格矯正の効果も半減してしまいます。

矯正された骨盤を維持させるためにも、患部の筋肉を柔らかくすることは必要不可欠です。

筋肉が柔軟性を取り戻すことで、骨盤が正しいポジションに安定し、内臓の働きやホルモンバランスも改善されます。

「神経調整」で神経の伝達異常を改善します。

痛みやシビレなどが長く続くと、神経も筋肉と同様に疲労し、感覚異常や知覚鈍麻、または神経過敏状態を引き起こしています。

骨盤や筋肉が正しい状態に戻ることで、ある程度の改善は見込めますが、慢性的な痛みやシビレの症状には、鍼灸治療を取入れた神経調整を行います。

神経調整で、神経の疲労を取り除き、慢性的な痛みやシビレをリセットします。

 

 

スポルト鍼灸整骨院 多磨店が考える健康とは、単に痛みがない状態を指すのではありません

それは「痛みなく快適な日常生活を送り、自分のやりたいことを自由にできること」、そして「身体的・精神的に調和がとれ、安定していること」です。

私たちは、目の前の痛みを取り除くだけでなく、その根本原因にアプローチし、「元に戻らない体づくり」を目指すという治療理念のもとに施術を行っています。

多くの場合、痛みがなくなると治療を中断され、再び同じような痛みに悩まされて来院される方が少なくありません。痛みが消えても、根本的な原因が解決され、「元に戻らない体づくり」ができていなければ、残念ながら同じ症状を繰り返してしまうのです。

そこで、スポルト鍼灸整骨院 多磨店では、その治療プロセスとして「改善予防型プログラム治療」を提供しています。

検査とカウンセリングを通じて、患者様お一人お一人の症状に合わせた個別の施術プログラムを作成し、そして骨盤矯正を軸に、筋膜リリースや神経調整(鍼灸治療)を組み合わせることで、症状を根本から改善へと導きます。身体を構成する骨格・筋肉・神経の3要素すべてにアプローチできるのが、私たちの治療の大きな特徴です。

皆様のお悩みが根本的に解決されるよう、私たちは本気で施術に取り組ませていただきます。長年同じ症状で悩まれている方、もう同じ痛みを繰り返したくないと願う方は、ぜひ一度、ご相談ください。

 

 

《※本記事はスポルト鍼灸整骨院総院長 / 川田英雄(厚生労働大臣認可 : 柔道整復師)が監修しています。》