肉離れ


- 走った瞬間にふくらはぎが痛い…
- 重い荷物を持ち上げた時に痛みがある…
- 痛めた場所が硬くなってる…
- 湿布薬や塗り薬を使っても痛みが引かない…
- 走ると違和感がある…

肉離れの原因と症状 | 府中の整骨院「スポルト鍼灸整骨院 多磨店」
肉離れとは何か?その発生メカニズム、症状、治療と予防を深く理解する
肉離れは、筋肉が急激に収縮したり、強く引き伸ばされたりすることで、筋肉の線維が損傷(部分断裂、あるいは完全断裂)してしまう外傷です。スポーツ中に起こることが多く、特にダッシュ、ジャンプ、急停止、方向転換といった瞬発的な動作で発生しやすいのが特徴です。
その瞬間、「ブチッ」や「ドン」といった音を感じることもあり、激しい痛みを伴うため、多くの場合、その場で動けなくなってしまいます。
筋肉の構造と肉離れの発生メカニズム
私たちの体は、数多くの筋肉によって覆われており、これらの筋肉が収縮することで体を動かしたり、姿勢を維持したりしています。筋肉は、筋線維と呼ばれる細い線維の束が集まってできており、それぞれの筋線維はさらに小さな筋原線維から構成されています。筋肉の両端は腱(けん)と呼ばれる丈夫な結合組織になっており、骨に付着することで力を伝達しています。
肉離れは、筋肉がその許容範囲を超えて過度に引き伸ばされたり、あるいは筋肉が最大限に収縮しようとした時に、その張力に耐えきれずに筋線維が損傷することで発生します。特に、筋肉が収縮しながら引き伸ばされる、いわゆる遠心性収縮(エキセントリック収縮)の際に発生しやすいとされています。
肉離れが起こりやすいのは、主に以下の筋肉です。
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ハムストリングス: 太ももの裏側にある筋肉群で、特にダッシュやジャンプの際に大きな力がかかります。最も肉離れが起こりやすい部位の一つです。
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大腿四頭筋(だいたいしとうきん): 太ももの前面にある筋肉群で、キックやジャンプの着地などで損傷しやすいです。
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腓腹筋(ひふくきん)/ヒラメ筋(ひらめきん): ふくらはぎを構成する筋肉で、ダッシュやジャンプ、急な方向転換で負荷がかかります。特に腓腹筋の内側頭に肉離れが多いです。
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内転筋群(ないてんきんぐん): 太ももの内側にある筋肉群で、開脚や急な方向転換で損傷しやすいです。
損傷の程度は、筋線維の伸び、部分断裂、完全断裂の3段階に分類され、症状の重さもこれに応じて変わってきます。
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I度(軽症): 筋線維のわずかな損傷。軽い痛みや圧痛があるが、筋力は保たれており、歩行も可能。
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II度(中等症): 筋線維の部分断裂。強い痛み、腫れ、内出血が見られ、筋力の低下や歩行困難を伴う。損傷部にへこみ(陥凹)を触れることもある。
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III度(重症): 筋線維の完全断裂。激しい痛み、著しい腫れと内出血、筋肉の機能が完全に失われる。損傷部に大きな陥凹を触れる。
肉離れの主な症状
肉離れの症状は、損傷の程度や部位によって異なりますが、典型的なものとしては以下の特徴が見られます。
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突然の激しい痛み: 受傷した瞬間に「ブチッ」という断裂音とともに、まるで何かに蹴られたような、あるいは筋肉が破裂したような鋭い痛みが走ります。
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圧痛(あっつう): 損傷部位を指で押すと、強い痛みを感じます。
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腫れ(腫脹)と内出血(皮下出血): 損傷した筋肉や血管から出血し、数時間から数日後に青紫色に変色したり、腫れてきたりします。
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筋力低下、運動制限: 損傷した筋肉に力が入らなくなり、その筋肉を使った動作(例えば、ハムストリングスの肉離れなら膝を曲げる動作)が困難になります。重症の場合は、足を引きずる、あるいは歩けない状態になることもあります。
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陥凹(かんおう): 筋線維が断裂した場合、その部分にへこみを感じることがあります。
肉離れの誘発要因とリスクファクター
肉離れは、様々な要因が複合的に絡み合って発症することがほとんどです。
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筋力不足: 筋肉自体の筋力が不十分だと、急な負荷に耐えきれずに損傷しやすくなります。
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柔軟性の不足: 筋肉や関節の柔軟性が低いと、運動中の可動域が制限され、特定の筋肉に過度な負担がかかりやすくなります。特に、ハムストリングスやふくらはぎの筋肉は硬くなりやすい傾向があります。
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ウォーミングアップ不足: 運動前に筋肉を十分に温め、柔軟性を高めていないと、筋肉は硬く伸びにくいため、損傷のリスクが高まります。
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疲労の蓄積: 長時間の運動や練習のしすぎによる筋肉の疲労は、筋線維の回復能力を低下させ、損傷しやすくします。いわゆるオーバーユースの状態です。
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筋力バランスの不均衡: 拮抗する筋肉同士の筋力バランスが悪い場合(例えば、太ももの前面と裏面の筋肉のバランス)、どちらかの筋肉に過剰な負担がかかることがあります。
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不適切なフォーム: 競技における動作のフォームが不適切だと、特定の筋肉に無理な力が集中し、肉離れのリスクを高めます。
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体の冷え: 筋肉が冷えていると収縮しやすくなり、柔軟性が低下するため、損傷しやすい状態になります。
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過去の肉離れの既往: 一度肉離れを起こした部位は、再発しやすい傾向があります。これは、損傷後の回復過程で線維化が生じ、元の柔軟性や強度が完全に戻らないことがあるためです。
肉離れの診断と治療
肉離れの診断は、受傷時の状況、症状、そして医師による触診(圧痛、陥凹の有無など)によって行われます。骨折や他の損傷の有無を確認するため、X線(レントゲン)検査が行われることもあります。損傷の程度や範囲を正確に把握するためには、超音波検査やMRI検査が非常に有用です。特に、MRIは筋線維の断裂の有無や内出血の程度を詳細に確認できます。
治療は、損傷の程度に応じて保存療法と手術療法に分けられます。多くの場合、まずは保存療法が選択されます。
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RICE処置: 受傷直後の急性期に最も重要な応急処置です。
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Rest(安静): 患部を動かさず、安静に保つ。運動は中止。
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Ice(冷却): 患部を氷などで冷やし、炎症と内出血、痛みを抑える。
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Compression(圧迫): 包帯などで患部を圧迫し、腫れを抑える。
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Elevation(挙上): 患部を心臓より高く上げ、腫れを軽減する。
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固定: 患部の安静を保つために、テーピングやサポーター、場合によってはシーネなどで固定します。
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薬物療法: 非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)の内服や湿布などを使い、痛みと炎症を和らげます。
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物理療法: 痛みが軽減したら、温熱療法、電気療法、超音波療法などが、血行促進や組織の回復を促すために用いられます。
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リハビリテーション: 痛みが治まってきたら、理学療法士の指導のもと、段階的にストレッチ、筋力トレーニング(アイソメトリック運動から開始し、徐々に負荷を上げていく)、バランス訓練などを慎重に行い、機能回復と再発予防を目指します。
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手術療法: 筋線維の完全断裂で大きな陥凹がある場合や、筋肉の機能回復が困難な場合に検討されます。断裂した筋線維を縫合する手術が行われます。
肉離れは、早期に適切な対処を行うことで、回復を早め、再発リスクを低減できます。自己判断で無理な運動を続けると、症状が悪化し、回復が長引くだけでなく、慢性的な痛みに繋がる可能性もあるため、症状に気づいたら速やかに医療機関や専門家に相談することが重要です。

「肉離れ」改善のための3つの選択肢 | 府中の整骨院「スポルト鍼灸整骨院 多磨店」
「肉離れ」改善のための選択肢は、大きく分けて3つあります。
自宅でのセルフケア

肉離れをしてしまったら、自宅での適切なセルフケアが早期回復の鍵です。
受傷直後の急性期には、RICE処置を徹底しましょう。Rest(安静)で患部を動かさず、Ice(冷却)で炎症と内出血を抑え、Compression(圧迫)で腫れを軽減し、Elevation(挙上)で血流を促します。
痛みが落ち着いてきたら、無理のない範囲でゆっくりとストレッチを開始し、硬くなった筋線維の柔軟性を取り戻しましょう。特に、損傷した筋肉(例:ハムストリングスや腓腹筋)のストレッチは重要です。同時に、軽い筋力トレーニング(例:アイソメトリック運動)で筋力の回復も促します。
再発予防のためには、運動前のウォーミングアップと、疲労回復のための十分な休息も不可欠です。焦らず、段階的に運動レベルを上げていくことが大切です。
症状が重い場合は、薬剤の使用も検討されますが、自己判断での服用は厳禁です。必ず専門家の指示に従ってください。
また、誤った知識や方法で行うセルフケアは、かえって状態を悪化させる危険性もあります。もし症状が改善しない場合は、悪化する前に速やかに医師や専門家に相談し、適切な治療を受けてください。
整形外科を受診する

整形外科では肉離れに対し、損傷の程度を診断した上で治療を行います。
初期段階では保存療法が中心です。まずRICE処置を徹底し、炎症と痛みを抑えるため非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)の内服や湿布などの薬物療法が処方されます。患部の安静を保つため、テーピングやサポーターで固定することもあります。
痛みが軽減したら、理学療法士の指導のもと、段階的に筋力強化や柔軟性改善のリハビリテーションを行い、機能回復と再発予防を目指します。重度の肉離れ(筋線維の完全断裂)や、広範囲な損傷により保存療法での回復が難しい場合は、手術療法が検討されることもあります。断裂した筋線維を縫合する手術が行われ、早期の競技復帰を目指します。
ただ、原因が特定しにくい症状に対しては、主に薬を処方し、その後の経過を観察するという保存療法的なアプローチが選択されます。
薬物療法は、痛みを一時的に早く抑えたい場合には非常に有効です。しかし、痛みの根本的な原因を解決するものではありません。そのため、痛みが一時的に和らいでも、症状が再発しやすいという点には注意が必要です。
整骨院での治療を選択する

整骨院では肉離れに対し、損傷部位の回復促進はもちろん、再発予防のために身体全体のバランスにも着目します。まず、問診と触診で筋線維の損傷程度や部位を評価し、急性期にはRICE処置を施します。患部をテーピングや包帯で適切に固定し、安静を保ちながら炎症と内出血の抑制を図ります。
痛みが落ち着いてきたら、手技療法(徒手療法)で損傷部位周辺の筋肉の緊張を緩め、血流を促進し、回復を早めます。また、関節の可動域を広げるためのストレッチや、再損傷を防ぐための機能改善運動も段階的に行います。さらに、身体全体のバランスを整える目的で、骨盤矯正や姿勢矯正を取り入れ、患部への負担を軽減し、正しい動作をサポートします。
特に鍼灸治療は、肉離れの回復に非常に効果的です。東洋医学の観点から、損傷部位や関連する経穴(ツボ)に鍼を施すことで、局所の血流を改善し、炎症を抑え、鎮痛効果を図ります。お灸を併用すれば、温熱効果で組織の治癒を促進し、筋の柔軟性向上にも貢献します。
これらの複合的なアプローチと、日常生活での注意点や段階的な運動復帰計画の指導を通じて、肉離れの早期回復と、再発しにくい身体づくりを目指します。
整骨院での治療における留意点としては、治療が手技中心となるため、施術者の技術や知識に差がある点です。そのため、正しい理論とエビデンスに基づいた効果的な施術が提供されているかを見極めることが大切です。どのような治療理念を持ち、どのようなアプローチを行う整骨院を選ぶかが大切になります。
スポルト鍼灸整骨院 多磨店の行う「肉離れ」治療


スポルト鍼灸整骨院 多磨店の行う根本改善治療は、神経と血液の流れを正常化し、自然治癒力を高めることを目的としています。
神経と血液の流れを妨げている根本原因を追究し、骨盤矯正、筋膜リリース、神経調整などを組み合わせて根本原因にアプローチする治療法を「根本改善治療」といいます。
身体を構成する「骨格」「筋肉」「神経」3つの要素に同時にアプローチできるのが特徴です。

「骨盤・骨格矯正」で痛みの発生源を根本改善します。

骨盤は身体の土台、背骨は大黒柱です。
骨盤の歪みを矯正し、土台となる骨盤が正しいポジションに安定することにより、再び背骨が正常なS字カーブを描いて、痛みの発生源を根本から改善していきます。
痛みやシビレなどの不調を改善するにも、まずは骨組みから整えることが大切です。
「筋膜リリース」で筋肉の柔軟性を取り戻し、血流改善します。

筋肉を包み込む「筋膜」をリリースすることで、凝り固まった筋肉の柔軟性を取り戻し、全身の血流を改善し、リンパの流れを促進していきます。
筋肉が凝り固まったままの状態では、骨盤・骨格矯正の効果も半減してしまいます。
矯正された骨盤を維持させるためにも、患部の筋肉を柔らかくすることは必要不可欠です。
筋肉が柔軟性を取り戻すことで、骨盤が正しいポジションに安定し、内臓の働きやホルモンバランスも改善されます。
「神経調整」で神経の伝達異常を改善します。

痛みやシビレなどが長く続くと、神経も筋肉と同様に疲労し、感覚異常や知覚鈍麻、または神経過敏状態を引き起こしています。
骨盤や筋肉が正しい状態に戻ることで、ある程度の改善は見込めますが、慢性的な痛みやシビレの症状には、鍼灸治療を取入れた神経調整を行います。
神経調整で、神経の疲労を取り除き、慢性的な痛みやシビレをリセットします。

スポルト鍼灸整骨院 多磨店が考える健康とは、単に痛みがない状態を指すのではありません
それは「痛みなく快適な日常生活を送り、自分のやりたいことを自由にできること」、そして「身体的・精神的に調和がとれ、安定していること」です。
私たちは、目の前の痛みを取り除くだけでなく、その根本原因にアプローチし、「元に戻らない体づくり」を目指すという治療理念のもとに施術を行っています。
多くの場合、痛みがなくなると治療を中断され、再び同じような痛みに悩まされて来院される方が少なくありません。痛みが消えても、根本的な原因が解決され、「元に戻らない体づくり」ができていなければ、残念ながら同じ症状を繰り返してしまうのです。
そこで、スポルト鍼灸整骨院 多磨店では、その治療プロセスとして「改善予防型プログラム治療」を提供しています。
検査とカウンセリングを通じて、患者様お一人お一人の症状に合わせた個別の施術プログラムを作成し、そして骨盤矯正を軸に、筋膜リリースや神経調整(鍼灸治療)を組み合わせることで、症状を根本から改善へと導きます。身体を構成する骨格・筋肉・神経の3要素すべてにアプローチできるのが、私たちの治療の大きな特徴です。
皆様のお悩みが根本的に解決されるよう、私たちは本気で施術に取り組ませていただきます。長年同じ症状で悩まれている方、もう同じ痛みを繰り返したくないと願う方は、ぜひ一度、ご相談ください。

《※本記事はスポルト鍼灸整骨院総院長 / 川田英雄(厚生労働大臣認可 : 柔道整復師)が監修しています。》









