温泉で膝の痛みは緩和するのか?〈府中市 スポルト鍼灸整骨院 多磨店〉

2021年01月18日

こんにちは。府中市のスポルト鍼灸整骨院 多磨店です。

冬の寒さも厳しくなり、温かい飲み物が恋しくなりますね。

さて、本日は温泉と膝の痛みについてお話しします。

 

膝の痛みにはどういうものがあるの?

膝だけに限りませんが、痛みには「急性的な痛み」と「慢性的な痛み」があります。

膝の急性的な痛みには膝を捻ったり・ぶつけたりして起こる、膝の靭帯損傷(前十字靭帯損傷、内側側副靱帯損傷など)、半月板損傷などがあげられます。

慢性的な痛みで多く見られるのは変形性膝関節症です。

府中市多磨駅すぐのスポルト鍼灸整骨院でも変形性膝関節症の患者さんはとても多いです。

温泉の効果とは?

みなさん、温泉は好きですか?

府中市 スポルト鍼灸整骨院 多磨店の周辺、調布市、三鷹市、稲城市にも温泉があり、このブログを読んでいるあなたも行きつけの温泉があるのではないでしょうか?

温泉にはいろいろな効果がありますよね。

温かいお湯に浸かると血流が良くなり、体内の新陳代謝が上がることで老廃物の排出を助けたり、筋肉の温度が上がり柔軟性が上がり凝りが取れ、疲労軽減にもなります。これが温熱効果になります。

温泉の水圧により血管が圧迫され手足に滞っていた血液や老廃物が押し出されます。心臓の働きも活発になり冷えや足のむくみが解消されます。これが水圧効果です。

温泉に入ると浮力がかかり、体が浮くような感覚になります。その浮力により筋肉が緩んで体がリラックス状態になりやすくなります。これを浮力効果と言います。

温泉にはこの温熱効果、水圧効果、浮力効果の3つの物理的効果が期待できます。

また温泉の成分が皮膚から吸収され、体が健康になる化学的な効果もあります。

もう一つ、物理的・科学的にも証明されない効果も実は温泉にはあります。

温泉に入っただけでなんとなく体が健康になった気がしたり、体がリフレッシュしたりすることありませんか?

これも温泉の効果で「総合的生体調整作用」と言って、体が元々持っている体内のリズムが整う効果も期待できます。

 

 

温泉は膝の痛みに効果あるの?

結論から言うと、変形性膝関節症の痛みには温泉はとても効果的です。

膝関節が変形すると関節の靭帯や関節を包んでいる膜(関節包)が硬くなり、関節の動きが悪くなります。

関節の動きが悪くなることにより周りの筋肉も自然と硬くなってしまい、下肢全体が硬くなって動きが悪くなってしまいます。

硬くなった関節や筋肉が温泉に浸かることで、温熱効果、水圧効果、浮力効果、科学的な効果により、膝の動きが良くなります。

上記で述べました急性的な痛みは炎症が起きていることが多く、温めると痛みや腫れが増すことがある為、温泉に入ることには注意が必要です。

慢性的な痛みは温めると血流が促進し筋肉が柔らかくなり、関節の動きが良くなり、症状が緩和します。

 

 

最後に・・・

冬はヒートショックに注意が必要です!

冬はお風呂でヒートショックを引き起こすことが少なくありません。

寒暖差のある脱衣所、お風呂に入ると血圧は激しく変動し心筋梗塞や脳卒中、失神を起こし倒れてしまうことがあります。

お風呂や温泉に入る前に脱衣所を温めたり、掛け湯をして体を慣らしてからお湯に浸かるなど、しっかりと対策をしましょう。