スポーツ障害の種類〈府中市の整骨院「スポルト鍼灸整骨院 多磨店」〉

2022年09月20日

こんにちは。

府中市の整骨院「スポルト鍼灸整骨院 多磨店」です。

 

今年の夏休みは部活や大会などで忙しい日々を送った学生さんも多いかと思います。

今回は学生に多いスポーツ障害について、いくつかピックアップしてお話ししていきます。

 

 

疲労骨折

疲労骨折は繰り返し加わる外力によって、骨の表面的な損傷からやがて明らかな骨折が生じるものです。

10代の男子に多く、全身に広く発生しますが、特に脛骨や中足骨など下肢に多く発生します。

 

脛骨疲労骨折

脛骨下1/3部での発症が多く、陸上競技やバスケットボール・バレーボールなどジャンプ種目で多く発症します。

下肢のストレッチや足底部のマッサージで予防が可能です。

 

中足骨疲労骨折

ランニングやジャンプで繰り返し加わる力で発生し、陸上競技、バスケットボール、バレーボール、剣道などで多く見られます。

特に第2、3中足骨の骨幹部に多くみられ、第5中足骨の疲労骨折はジョーンズ骨折と呼ばれ、手術が必要になる場合もあります。

 

 

骨端症

成長期は骨が完全に固まっておらず、成長のための骨端線が存在します。その骨端線への圧迫力や牽引力など機械的刺激が加わることで骨端症を発症します。

 

オスグッド・シュラッター病

膝下に付着する膝蓋腱の牽引力が繰り返し加わって発症します。

膝下の脛骨粗面部の骨端症で、運動時痛と圧痛があり、骨性の隆起が起こります。

スポーツを活発に行う発育期の男子に好発します。

 

セーバー病(シーバー病)

8〜12歳の男子に多く、体操や剣道などの素足で行うスポーツや、サッカー、ランニングなどで踵骨骨端部に発生します。

アキレス腱付着部を中心にした踵骨部に運動時痛があります。

踵の骨端部の骨化は、女子で7〜8歳、男子で10〜11歳から始まり、15〜18歳位で完成します。

 

 

肩関節・肘関節のスポーツ障害

 

インピンジメント症候群

肩の使い過ぎにより、上腕を挙上したときに70~120度位で肩関節に痛みが生じます。

病因としては上腕骨大結節、小結節、棘上筋、上腕二頭筋腱などの筋・腱の挟み込みや衝突が原因で炎症や変性が起こります。

特に棘上筋腱板には血行の乏しい部位があり、使い過ぎが続くと腱板の部分断裂や完全断裂が生じることもあります。

 

野球肩

野球肩は投球動作を繰り返すことによって肩関節構成体が損傷されて痛みが生じる総称です。

筋肉や腱、関節包などが障害されて起こります。

同様のことがクロールやバタフライなどの水泳競技にもみられ、特に「水泳肩」と呼ばれます。

発育期の野球選手が過度の投げ込みを行ったときに上腕骨の骨端線が離開することがあり、リトルリーガーズショルダーと呼ばれます。

 

上腕骨外側上顆炎(テニス肘)

手関節の背屈筋群の使い過ぎによって起こる筋の付着部炎で、上腕骨外側上顆部に圧痛がありますが、レントゲンでは異常が見られません。

テニス以外に日常生活動作でも発症し、女性に多く見られます。

前腕部のストレッチ、PC作業が多い方ではアームレストなどで予防できます。

 

 

スポルト鍼灸整骨院 多磨店は学生の皆さんもサポートしています。

スポーツ障害は身体のメンテナンスで予防が出来たり、早期の競技復帰が可能です。

「痛みがあるけど練習を休みたくない」「試合が近いのでメンテナンスをして欲しい」「以前怪我したことがあるので予防方法を教えて欲しい」など、お気軽にお問い合わせください。