五十肩〈府中 多磨の整骨院「スポルト鍼灸整骨院」〉

2024年08月7日

五十肩の原因と症状 | 府中 多磨の整骨院「スポルト鍼灸整骨院」

こんにちは。 府中市 多磨駅1分の「スポルト鍼灸整骨院 多磨店」です。

今日は、肩こりについてお話しします。

 

 

五十肩、正式には肩関節周囲炎と呼ばれるこの疾患は、主に40歳以上の中高年層に多く見られ、肩の痛みと可動域の制限を特徴とします。

五十肩は自然に発症することが多く、明確な外傷や事故がないにもかかわらず、肩の動きが制限されることが一般的です。この疾患は肩関節の周囲の組織、特に肩関節包や靭帯が炎症を起こし、その結果、肩の動きが制限されることが原因です。

五十肩の原因

五十肩の正確な原因は未だに完全には解明されていませんが、いくつかの要因が関与していると考えられています。

その一つは加齢による肩関節の組織の変性です。年齢を重ねると、肩関節周囲の筋肉や腱、靭帯が硬くなり、炎症を起こしやすくなります。さらに、日常生活での過度な使用や誤った姿勢が原因で肩関節に過度の負担がかかることも、五十肩の発症につながるとされています。

五十肩の症状

五十肩の症状は大きく三つの段階に分かれます。

第一段階は「急性期」と呼ばれ、肩に激しい痛みが生じる時期です。この痛みは夜間に特に強くなり、寝返りを打つことすら困難になることがあります。

次に「凍結期」と呼ばれる段階では、痛みは徐々に軽減しますが、肩の動きが極端に制限されます。

最後に「回復期」では、徐々に肩の可動域が回復し、痛みも次第に軽減していきます。しかし、完全に回復するまでには数ヶ月から数年を要することがあります。

五十肩の診断と検査

五十肩の診断は、主に患者の症状と問診、そして物理的な検査に基づいて行われます。医師は肩の動きを確認し、痛みの程度や可動域を評価します。さらに、レントゲンやMRI、超音波検査を用いて、肩関節周囲の組織の状態を詳しく調べることもあります。これにより、他の肩の疾患との鑑別が行われます。

 

 

五十肩の治療法と予防 | 府中 多磨の整骨院「スポルト鍼灸整骨院」

五十肩の治療法

五十肩の治療は、症状の進行状況や患者の状態に応じてさまざまな方法が取られます。一般的には、急性期には痛みを緩和するための治療が中心となります。

具体的には、NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)やステロイド注射を使用し、炎症と痛みを軽減します。また、冷湿布や温湿布を適切に使用することで、痛みを和らげることができます。

リハビリテーションと理学療法

凍結期から回復期にかけては、理学療法が非常に重要になります。専門の理学療法士による指導の下、肩関節の可動域を徐々に拡大させるためのエクササイズを行います。これには、ストレッチや筋力強化運動が含まれます。

筋膜リリースや関節モビリゼーションといった手技療法も併用されることが多く、これにより筋肉や関節の緊張をほぐし、動きを改善します。

鍼灸治療と東洋医学

鍼灸治療も五十肩に対して効果的な治療法の一つです。鍼灸は痛みを緩和し、血行を促進することで自然治癒力を高めます。特に、肩周囲のツボに対する鍼刺激は、肩の痛みと可動域の制限を改善するのに有効です。

東洋医学では、全身のバランスを整えることで症状を改善するアプローチが取られ、五十肩の根本的な原因にもアプローチすることができます。

五十肩の予防

五十肩を予防するためには、日常生活での適切な姿勢や肩の使い方が重要です。長時間同じ姿勢でいることを避け、定期的に肩を動かすことが大切です。特に、デスクワークをする人は、1時間に一度は肩を回す運動やストレッチを行うことが推奨されます。

また、肩周囲の筋肉を強化するための運動も効果的です。

生活習慣の改善

食生活や生活習慣の見直しも五十肩の予防に役立ちます。バランスの取れた食事を心がけ、特に抗炎症作用のある食品を積極的に摂取することが推奨されます。例えば、オメガ3脂肪酸を多く含む魚や、ビタミンEが豊富なナッツ類は炎症を抑える効果があります。

また、適度な運動を継続することも、全身の健康維持に繋がり、五十肩の発症リスクを減らします。

まとめ

五十肩は、中高年層に多く見られる肩の痛みと可動域の制限を伴う疾患ですが、適切な治療と予防策を講じることで、その影響を最小限に抑えることが可能です。痛みを感じたら早めに専門家に相談し、適切な治療を受けることが重要です。

また、日常生活での姿勢や運動、食生活の改善を通じて、五十肩の予防にも努めましょう。

「スポルト鍼灸整骨院 多磨店」では、患者様一人ひとりに最適な施術プランを提供し、五十肩の痛みから解放されるお手伝いをいたします。ぜひ、お気軽にご相談ください。