五十肩の原因ってなに?〈府中市の整骨院「スポルト鍼灸整骨院 多磨店」〉
2022年10月19日
こんにちは。
府中市 多磨駅西口徒歩1分の「スポルト鍼灸整骨院 多磨駅」です。
今回は「五十肩」のお話しです。
現在は40代で症状が出ることも多く「四十肩」とも呼ばれるようになりました。
五十肩の痛みの経過
まず、五十肩の症状ですが、痛みの状態は3つの時期に分けられます。
炎症期
最初は肩が動かしづらく、重だるさなど首や肩周りに違和感を感じ始めます。
数日後、肩を動かすと痛みが生じたり、又は何もしていなくても痛みを感じます。夜寝る時にも痛くて寝付けないほどの痛みを生じる場合もあります。
多くの方はこの時期を五十肩の症状として訴えるのではないでしょうか。
拘縮期
痛みや夜間痛が軽くなり、睡眠等には支障がなくなります。
しかし、肩関節を過度に挙げようとすると突っ張る感じがあり、痛みを感じます。
また痛みのため肩関節を動かさなくなり、痛みが消失する頃には、筋肉だけでなく関節自体も硬くなって可動域が狭くなります。
解氷期(回復期)
肩関節を動かしても余り痛みがなく、徐々に動かせるようになります。
いわゆる、回復に向かう時期です。
五十肩の原因は?
そもそも五十肩の原因は何なのでしょう?
整形外科を受診したり、整骨院や整体に行って、一回の治療で治るものなのでしょうか?
五十肩とは、肩関節周囲炎(関節痛)の一種で、多くは加齢に伴う肩関節の骨・軟骨・筋肉などの変性や癒着、柔軟性を失うことにより組織に炎症が起こるものと言われています。
しかしながら、痛んでいる部位や癒着する部分にも個人差があり、人によって病態が様々なため、はっきりとした原因が無いのも事実です。
石灰沈着性腱板炎、上腕二頭筋長頭腱炎、腱板断裂などを併発したりと、病状が長い方だと2年近く掛かってようやく腕が挙げられるようになる方も少なくありません。
また皆様に勘違いして欲しくない事として、五十肩の原因と肩こりの原因は全くの別ものだという事です。
肩こりの原因は、姿勢不良による筋緊張や血行不良、運動不足、筋肉疲労で、ハリ感や重だるさ、痛みを感じます。
五十肩の原因は、上記の通り、老化による「炎症」です。
筋肉が硬くなっているだけではなく、筋肉自体に明らかな損傷があります。
さらに、その回復する過程においても筋肉や筋膜などが関節・骨に癒着する事があるので、余計に可動域が狭まります。
体操選手ですら毎日のストレッチを続けて、あのしなやかな身体を手に入れているのに、1回のストレッチや治療で痛みが取れて肩関節の可動域が戻るはずもありません。
五十肩の原因は加齢だけでなく、日常生活での姿勢不良からくる肩甲骨の位置異常や左右の荷重のアンバランス、常に肩関節周囲に負担をかけながら生活していた事が原因で炎症を起こしている場合もあります。
筋肉の拘縮に対して鍼灸治療はとても有効ですが、肩甲骨の位置や身体のバランスが悪いと、肩関節自体の可動域が悪く、完治しにくかったりします。
スポルト鍼灸整骨院 多磨店では、五十肩の痛み・肩関節の可動域制限に対して鍼灸治療は勿論のこと、肩甲骨の位置異常の根本原因にアプローチする「根本治療」も行っております。
五十肩でお悩みの方は、是非一度ご相談ください。