「むち打ち」なぜ症状が長引くの?〈府中市 スポルト鍼灸整骨院 多磨店〉
2021年02月16日
こんにちは、府中市のスポルト鍼灸整骨院 多磨店です。
突然ですが、交通事故などでの「むち打ち症」はなぜ長引くのでしょうか?
今回はむち打ちについてお話しします。
むち打ちのメカニズム | スポルト鍼灸整骨院 多磨店
まず「むち打ち症」の発生機序についてですが、基本的には首が前後、または左右に揺さぶられることによって、頚部の筋肉、関節、神経などを痛める事により症状が起こってきます。
頭の重さは全体重の大体10%と言われています。なので体重が50kgの人でも5kgはあると言う事になります。
これは一般的なボーリング玉が5~7kgの間位なので、大体同じ重さになります。
それが揺さぶられてしまうということなので、首をどこかしら怪我してしまいますよね?
主にこういった症状は交通事故で多いですが、それ以外にスポーツ障害などでも起こってくることがあります。
基本的に振られる力が強い場合、これは交通事故で起こるものになりますが、スポーツでは気を抜いている時、つまり首に力が入ってないときなどに「むち打ち症」が起こってきます。
例えばプレー終了後に後ろからタックルされる、見てない方向からボールが飛んでくるなどといった時、つまり見てない方向からの力が加わった時でも起こってきます。
ざっくり分けると、「頚部捻挫型」「神経障害型」が起きるものが「むち打ち症」の大きな区分けになります。
この二つのうち、多いのが「頚部捻挫型」になります。
むち打ちの種類 | スポルト鍼灸整骨院 多磨店
頚部捻挫型
「むち打ち症」の約7~8割がこれになります。
起きる機序としては、首が振られることによって、首が鞭のようにしなり、その際に関節が可動域以上に動かされてしまう事で患部に炎症を起こしてしまいます。
症状は、「首の筋肉の痛み」「首が動かしにくい」「肩の重だるさ」などが表れてきます。
筋肉の痛みというのも、首を支えている筋肉たちが前後左右に振られることにより、普段使っている筋肉の動く範囲を超えてしまい、筋肉の線維が切れることにより、そこに炎症が起こってきます。
筋肉痛の強いバージョンですね。
また首が動かしにくいというのも関節が捻挫を起こしているため動きの制限が出てきます。
捻挫をしたことのある人はわかると思いますが、初期のうちはかなり動きの制限が出てしまいます。
特に首の捻挫の場合は、7個で構成している頸椎が、ひどい場合は全部捻挫をしているわけですから動きが出なくなってしまいますよね?
また熱感と言って、首のところが熱くなってしまうのは、炎症が起こることによって起こります。
つまり「頚部捻挫型」は、関節、筋肉の炎症によるものなので、それが無くなり筋肉の柔軟性、関節の動きが出てくれば症状は改善していきます。
神経障害型
厄介なのは神経障害型になります。
神経の障害では3つ大きく分けるあります。
まずはそのうちの2つ、「中枢神経」と「末梢神経」が障害されることにより起こってきます。
中枢神経は「脳」「脊髄」、末梢神経はそれ以外の枝の神経になります。
例を挙げるとイカの胴体が中枢神経、足が末梢神経で、トカゲで言うとしっぽが末梢神経、それ以外が中枢神経と言う事になります。
大きな違いは、トカゲはしっぽを切られても再生しますが、胴体を切られたら再生しませんよね?
同じように、末梢神経は損傷しても元に戻りますが、中枢神経は損傷をうけると二度と戻ることはありません!
中枢神経のほうが障害された「むち打ち症」では、「体の麻痺」「知覚障害」「歩行障害」「膀胱直腸障害」といった症状や、場合によっては「吸障害」という呼吸ができない、要は運が悪いと死んでしまうということが起こってきます。
これの場合は、すぐに対処しないといけないので病院行です。
末梢神経の方が障害された「むち打ち症」では、「腕の重だるさ」「指先のしびれ」や力が入りにくいなどといった症状が起こってきます。
今の2つが運動神経の障害とすると、残りの1つが「自律神経」の障害です。
これは、普段起きないような外力が首に加わることによって、痛みの為ににその時のことを思い出してなど、精神的に病んでくることにより起こってきます。
「なんとなくやる気が出てこない」「ぼーっとする」「もやもやする」などといった症状がこれにあたります。
スポルト鍼灸整骨院 多磨店では、患者様の症状をしっかりと聞きそのうえで検査をして、いち早く症状を取るために最善の治療をするように心がけています。
そういった症状にお悩みの方は、一人で悩まないで、スポルト鍼灸整骨院 多磨店にお電話下さい!
お待ちしております。