坐骨神経痛に効果のある漢方薬は?〈府中市 スポルト鍼灸整骨院 多磨店〉
2021年03月3日
こんにちは。
府中市の多磨駅東口徒歩1分のスポルト鍼灸整骨院 多磨店です。
今回はタイトル通り、坐骨神経痛に対して効果のある漢方薬についてお話します。
生薬と漢方薬
「ショウガを食べると身体が温まる」というのを聞いたことはありませんか?
ショウガは食べるものというイメージがありますが生薬としても用いられます。その他にもハッカやニンジンなども生薬として使用されます。
天然に存在する薬効を持つ植物や動物、鉱物を、体質改善を目的として有効成分を精製せずに用いる薬のことを生薬と言います。そしてこの生薬を組み合わせて出来るのが漢方薬です。
内臓や筋肉などの悪いところに対しての処方する西洋医学の考えとは違って、鍼灸治療のように身体全体の調子を整えることで結果的に病気を治していくという対照的な考えです。
漢方薬での治療は、熱ければ冷まし、冷えていれば温める、足りないものは補い、多すぎるものは取り除く。このようにして、身体が本来持つバランスを整えていきます。
坐骨神経痛の原因とは?
西洋医学ではスポーツや労働により力学的負荷がかかり起こるとされています。
いっぽう東洋医学では「冷え」が主な原因と考えられています。
弱っている身体は外から悪いものに侵されやすくなり、「冷え」もその1つです。
「冷え」が身体全体に回ると、血流を悪くさせます。この状態を「瘀血(おけつ)」と言い、酸素や栄養が身体全体に巡らなくなり、本来自分が持っている自然治癒力が発揮されず、痛みや痺れが出てきます。
どの漢方薬が効くの?
冷えが強い方は、「桂枝加朮附湯(ケイシカジュツブトウ)」、「疎経活血湯(ソケイカッケツトウ)」、「五積散(ゴシャクサン)」、「当帰四逆加呉茱萸生姜湯(トウキシギャクカゴシュユショウキョウトウ)」などがおすすめです。
高齢者には「八味地黄丸(ハチミジオウガン)」や「牛車腎気丸(ゴシャジンキガン)」なども効果があるとされています。
筋肉の痙攣などの状態がみられる人には「芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ)」もいいでしょう。
最後に
今回は漢方のお話でしたが、坐骨神経痛に限らず体の不調は体の歪みが大きく関与します。
スポルト鍼灸整骨院 多磨店では、お1人お1人の症状に合わせたオーダーメイド施術を行っています。
体の歪みも一度チェックしてみましょう。